足立成和信用金庫と東栄信用金庫は来年の合併を目指して最終的な交渉を進めていて、国に対し、地域金融機関の合併を促す交付金の申請を行うなど具体的な手続きに入る方針。個人や中小企業を主な取引先とし地域金融を支えているが、低金利による貸し出し収益の伸び悩みや大手銀行への預金の流出に加え、将来の人口減少を見据えた対応も課題となっていて、合併によって経営基盤を強化する狙いがあると見られる。実現すれば、都内では2006年に3つの信用金庫が「多摩信用金庫」となって以来、およそ19年ぶりの信用金庫の合併となる。
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