今週水曜日に東京都内のスーパーでは去年の同時期に比べ「トマトケチャップ」の店頭価格が約30円、先月からはトマト缶が約40円と今はトマトの加工品が続々値上げされている。カゴメは今月1日の納品分からトマトケチャップなどの家庭用食品と飲料の出荷価格を最大16.4％値上している。帝国データバンクによると2月に値上げされる1626品目の内、外国産のトマトで製造される加工品が約160品目だという。トマトの加工品は原料の9割ぐらいは海外から調達しているが正解的な猛暑の影響で極端に不作になり価格が高騰しトマトショックと言われている。東京の足立区にある「Kitchen Eggs」は先週の水曜日に一部メニューの値上げを決定。値上げされたのは看板メニューの35種類あるオムライスで値上げ幅は100円から200円だった。ソースやライスなどに使う1日6キロのトマト加工品の仕入れ価格が去年の同時期と比べ約800円上がっている。値上げの理由は卵の仕入れ価格が下がり切らない事とトマト加工品の高騰による物だという。東京の福生市にある「らーめんカッパ64」ではイタリア産トマト缶の仕入れ価格が2年で倍近くになっていた。去年5月にはトマトラーメンを50円値上げし、7月には再び50円を値上げしたが4月から1缶あたり200円上がるため3度めの値上げを検討中だという。