猛暑の影響で野菜の価格が高騰している。東京・千代田区のカレー店・エチオピア本店、看板メニューは「野菜カリー」。1日120キロの玉ねぎを煮込む。足立区のスーパー・おっ母さん 北千住店・大塚洋介青果チーフは「入荷量が減ってしまうので価格も上がっている」などと話した。農水省によると1kgあたり383円で平年に比べて27%の値上がり。じゃがいもやにんじんも平年より1割高くなっている(農水省食品価格動向調査)。北海道の玉ねぎ農家は例年約400トン収穫。ことしは半分近くが規格外。北海道は国内のじゃがいもの8割を生産。収穫量が例年より4割減る見込みの農家。ことし7月、40℃に迫るところもあり記録的な暑さが続いた北海道。玉ねぎの生産量日本一の北見市では暑さをしのぐためのクーリングシェルターに人が殺到した。更に雨が少なく野菜の変形や変色につながっている。日本の食卓を支える北海道の農作物。ほかの産地の野菜が出回る来年の春先まで価格が高くなる可能性もある。
