先月の記録的な大雨では石川・輪島市と珠洲市の計6か所の仮設住宅の団地で床上浸水などの被害があり、今後、室内の洗浄や消毒といった復旧工事が行われることになっている。きょう輪島市宅田町・宅田町第2団地では市のシルバー人材センターの会員たちが参加して、依頼を受けた部屋から家財道具を運び出す作業が行われた。大雨のあと、ほとんどの世帯は避難所などに身を寄せていて、会員たちは事前に鍵を預かって部屋を訪れ家具や家電製品を軽トラックにのせて近くの小学校へ運んだ。輪島市シルバー人材センターによると、約30件の依頼を受けていて、運び出した家財道具は工事が終わり再び住めるようになるまで保管しておく。