去年の元日、最大震度7を記録した能登半島地震が発生した石川・輪島市。きのう地元の中学校で行われた「二十歳の集い」に127人が参加した。地震や豪雨などの災害を乗り越え決意を新たに門出の日を迎えた新成人たち。この前日には去年地震の影響で延期された「二十歳の集い」が約1年遅れで開催。ようやく見ることのできた娘の晴れ姿に感極まる母親の姿も。全壊から一部損壊まで被害を受けた家屋は1万棟以上。式典を行う余裕はなかった。おととい輪島市内にある美容院では6件の予約が入っていた。県内の大学に通う3年生の岡田紗佳さん。1年遅れの「二十歳の集い」に参加した理由を語った。去年「二十歳の集い」に出る予定だった沖崎愛子さん。自宅に親戚が集まり食事をしようとしていた時に地震が発生。屋根の瓦が落ち塀が崩れる中避難したという。現在、大阪の大学に通い女子ソフトボール部でピッチャーを務め2年連続で全国大会に出場。晴れ着姿を最初に見てもらいたかった人の元へ向かった。道中には地震の爪あとが今も残っている。