一関を散策。気になる看板を発見した。”カニばっと”とはどんな料理なのか?とりあえずチャイムを押した。お邪魔したのは「農家レストラン ぬくもり」。もともと農家を営んでいた千葉さんが自宅の一部を改装したお店で、”カニばっと”と呼ばれる郷土料理を中心に地元の食材を使った料理を出している。カニばっと作りを見せていただいた。カニばっとの出汁に使われるモクズガニは9月~11月の期間に市内を流れる北上川で漁獲される。細かく潰したモクズガニを3時間煮込み出汁をとるという。地元で採れた野菜を投入し、醤油で味を整える。これにはっとを入れる。はっととは主に東北地方に伝わる郷土料理で、小麦粉に水を加えて練り、薄く伸ばして茹でたもの。手間ひまがかかるため作り手が減ってしまい、今ではめったにお目にかかれない貴重な味。ハジメさんはカニばっとをいただいた。ハジメさんは「味…カニの風味も濃いし、本当に純粋な香り」とコメントした。おいしい郷土料理を堪能したところで、お昼ご飯を見せてもらえないかお願いした。今度は無事交渉成立した。
住所: 岩手県一関市川崎町薄衣字上巻121