神奈川県のブランド豚には、飼料用のコメを配合した餌を使用していて、その飼料用米が入手しづらくなっているという。飼料用米は2022年に80万3000トン生産されていたが、その後急速に減り、去年は52万7000トンまで落ち込んだ。神奈川県の養豚場では、今後、飼料用米の代替としてトウモロコシの使用を検討している。養豚場は、飼料用米のための倉庫を建設するなど何億円という設備投資を行ったという。飼料用米が入手できなくなれば、無駄な設備になり、一番の問題だとしている。専門家は、主食米の補完的な位置づけではなく、独立した形で飼料用米をきちんと生産していく体制をとったほうがいいなどと話した。