きょうの注目のニュースのテーマは「備蓄米早く届くか?」。政府の備蓄米の売り渡しに対し、大手小売業者からの申し込みが殺到し受付が一旦停止された。そして、新たに中小スーパーやコメの販売店を対象にした売り渡しの説明会がこのあと開かれる。今回販売を予定する30万トンだが、20万トンにあたる令和4年産のコメに希望が集中し上限に達する見込みとなったため一旦停止となったが、同じく販売を予定する令和3年産のコメより新しいコメだとし希望が集中していた。農林水産省の担当者は予想より早いペースだったと話している。明日から販売予定の売り渡しは令和3年産で備蓄米が広く行き渡っていないことが課題だったことから、売り渡しの対象を変えることで安価な備蓄米を早く届けたいという狙いがある。きょう備蓄米が到着した大手生活用品グループでは精米を今日中におこない来週月曜に店頭に並ぶ見通し。さらにネットの予約販売では大手通販サイトでもきょう午後販売を始めたが予約販売を含め約2時間できょうの分が完売した。こうした小売業者の間でも早く店頭に並べるため、ブレンド米の袋をそのまま活用し備蓄米とわかるシールを貼るなどの工夫がみられている。価格については、大手の売り渡しでは店頭で5kg税抜き2000円になるよう国が売り渡し価格を設定。中小のスーパーなどでは1800円程度になると小泉大臣はのべている。