きのう沖縄県内ではじめて随意契約の備蓄米が販売された。47都道府県すべてで販売がはじまっている。小泉大臣のある発言が物議を醸している。「コメの流通は極めて複雑怪奇だ。ブラックボックスがある。社名は言わないが売上高前年比120パーセントを超え、営業利益は対前年比500パーセント。よくお考えいただきたい」と述べている。コメ農家からJAなど集荷業者に渡り、いくつかの卸売業者を通して小売業者へわたる。小泉大臣は卸売業の好業績を指摘。群馬県の金沢米穀販売の金沢さんは、問屋から仕入れ精米し袋詰。ある銘柄米を4万円で仕入れた場合、玄米60kgを精米すると約52kgになる。それを1kg850円で販売。850円×52kg=4万4200円の売り上げとなり、4200円の利益が出る。利益はないという。売り上げが上がっただけという金沢さん。採算が合わないという。コメの安定供給へ向け、足並みを揃えることはできるのか。