おととい水不足が深刻となっている米どころ新潟県を視察した小泉進次郎農水大臣。直近30日間の雨量を見ると新潟・魚沼市で平年の4%などと、北陸地方を中心に降水量が激減。きのう新潟の上越市では住人が次々と給水スポットに。上越市は10万人以上の住民を対象に40%以上の節水を求めている。水不足の影響は新米にも広がっている。青森市の田んぼでは水不足で葉が茶色に。きのうコメ5キロの平均価格が前週より40円上がり、3625円と10週ぶりに値上がり。千葉・東庄町では早場米の稲刈りが行われていたが、新米の価格に影響を与えかねないある厄介者の被害を受けていた。黒いコメの原因、イネカメムシ。イネカメムシは稲の若い穂が大好物。穂が柔らかい時に養分を吸ってしまう。襲われたコメは真っ黒になる。斑点米カメムシ類注意報発表状況は29道府県となっている。専門家は大量発生の原因について雨が少なくて気温が高い夏によく出ると言われているとした。広島県の農家は害虫駆除の薬剤の散布を例年1回のところ、ことしは2回にしているという。価格が3000円台後半ぐらいに高止まりする可能性がでてきたと専門家は話した。