今週、農林水産省は審議会を開催。主食用米の需要を見通し公表を見送った。見通しと実態がかけ離れていることが要因。主食用米の需要量グラフ(農林水産省のデータより)。農林水産省はこれまで、コメは不足していないとしてきたが、大幅に増えた需要を見通せず足りていなかったという見方が強まっている。需要が見通せなかった背景に外国人旅行者の消費がある。東京の新宿にあるとんかつ店では客の2~3割が外国人。農林水産省は外国人旅行者が消費するコメについて、ことしは7万トンと試算。経済部の佐藤デスクは「コメは需要が減る前提で全体の枠組みを設定している」と解説。