昨日、千葉県館山市にある道の駅には長蛇の列ができていた。そのお目当てはマスに盛ったコメがもらえる、お米すくい。価格は500円で、うまく盛ると1キロ以上が手に入る。実はこの米、全て収穫されたばかりの新米。開始からおよそ1時間で、予定していた分が完売した。収穫の時期を迎えた新米。道の駅では、入口すぐの一番目立つ場所にコシヒカリなどの新米がずらりと並んでいる。その多くは5kgで4500円以上。例年以上に高い値段となっている。農林水産省が公表した、米のスーパーでの平均店頭価格は直近で5キロ4275円と今年5月につけた最高値の4285円に迫っている。こうした中、今日、栃木県那須塩原市では新米の収穫が行われていた。9代続く米農家の室井さんが取り組んでいるのが米のデータ栽培。田んぼに設置されているセンサーが24時間土の温度や水分量などを測定していて今まで勘に頼ってきた肥料投入のタイミングなどを可視化することが可能になった。さらに、肝になるのが土壌の酸性濃度の測定。濃度が高すぎると生育に悪影響を及ぼすため、鉄触媒と呼ばれる液体をベストなタイミングで土に混ぜることで土壌が酸性になるのを挟み、農地の劣化を防ぐ。このシステムを開発したのは伊藤忠テクノソリューションズ。データ栽培によって、農家の手間や負担を減らすことが可能になると話している。今年はデータ栽培をした米の初収穫。結果の検証はこれからだが、手応えを感じているという。データ栽培によって鉄触媒を入れた土と入れてない土で育った家を比べると入れた方が大きく育っている。伊藤忠テクノソリューションズはデータ栽培を広げることで今後、経験の少ない農家でも、効率的に栽培できるようになり米不足の解消に繋がると考えている。
