疑惑が次々と噴出する中での更迭劇。あすからは参議院の予算委員会が予定され、その後“消費税減税法案”審議入りが控えている。次の農水大臣選びが極めて重要な局面の中で、高市総理が指名したのは“偉大なるイエスマン”の息子だった。農業大国・北海道を地盤とし、農水副大臣や自民党農林部会長も歴任した。父・武部勤氏は小泉純一郎内閣で農水大臣を務め、BSE問題の対応にあたったり、同じく小泉政権時代、自民党幹事長として“郵政選挙”などを取り仕切った。“偉大なるイエスマン”と呼ばれ、政界で存在感を見せた父の後を継いだ武部氏。衆院選の小選挙区では6期連続当選。夕方5時半からの大臣認証式を前に行われたインタビューで、父・勤氏に報告したか聞くと「報告はした。親子続けて農林水産大臣になったことは大変喜んでいた」などと述べた。農水省幹部は「心強い大臣だ。農政全般造詣が深いと思う」と話していた。一方、与野党から聞こえてくるのは任命権者である高市総理の判断に関して「もっと早く辞任を決めるべきだった」などという反応。武部氏を新たな農水大臣として起用したことでこうした声を払拭できるのか。あすから武部新大臣を含めた論戦が早速始まる。
