今回の備蓄米は、小売業者に直接売り渡されたため、精米機能を持たない業者は、流通経路を遡るかたちで、卸売業者に精米を依頼しているという。岐阜市のギフライスでは現在、江藤大臣の頃の備蓄米を精米しているという。小泉大臣になってからの備蓄米も、来週中には入ってくる予定だという。備蓄米の流通状況について、ギフライスの恩田社長は、江藤大臣の備蓄米は、JAから配分される、配分には入札が終わってから1ヶ月ほどかかった、小泉大臣の備蓄米は、随意契約のため、契約が成立すればすぐにコメが来る、随意契約で卸売業者に売り渡せば、もっとスピーディーに出せたなどとし、江藤大臣の備蓄米では、第1回の入札で希望した量を落札できなかったことも問題だったなどと話した。コメの価格高騰について、恩田社長は、去年の生産量が少なかった、通常はJAに集まるコメが分散し、JAが集荷するコメが少なく、卸売業者への配分も減少し、コメ不足になったなどとし、今後については、一時的にでも2000円のコメが出回れば、末端価格はある程度下がってくるが、25年産米は4000円台に戻ると思うなどと話した。石塚は、コメの流通経路が多様化していて、流通の仕組みなどはかつてほど把握しにくくなっているなどと話した。丸田は、今回の問題で、コメが投資対象になりかねないことがわかった、すぐに必要な家庭もあれば、安いうちに買っておきたいという家庭もあり、需要は様々、投機目的で抱え込みたいというところもあるかもしれないなどと話した。