今月6日~イオンの一部店舗で100%アメリカ・カリフォルニア産「カルローズ米」の販売が始まった。4kg税込み2894円で売れ行きは好調だという。コメの民間輸入量は増加、ことし4月は6838トンで前月比の約5倍。きのう農水省が発表した全国のスーパーでのコメの平均価格は先週より37円下がり4223円、2週連続の値下がりとなった。一般競争入札による備蓄米が市場に出回ったことが影響したとみられる。小泉農水相は「スピード感を緩めずにしっかりやっていきたい」と述べた。銘柄米をめぐっては、卸業者間で取引されるスポット価格が急落。先月60kg約4万9000円だった関東産コシヒカリの価格は今月6日には3万5000円に値下がり。宇都宮大学農学部・松平尚也助教は「全体の取引量は少ないので(価格を)大きくは下げられない状況」「銘柄米を売り急ぐ業者も出てきているのではないか」と指摘する。