東京 元祖の味がある街 BEST10。5位は「赤坂」。「西洋御料理 東洋軒」は伊藤博文らの勧めで洋食店を開いた。昭和11年の国会議事堂の竣工式では東洋軒が料理を担当した。ここが元祖の味は「クリームコロッケ」。大正10年に赤坂離宮で開かれた午餐会の料理を東洋軒が担当。その時、フランスから輸入したフォアグラのクロケットを提供した。それを来賓が喜んだのを見て、当時のシェフが日本独自のクリームコロッケを開発したと言われている。一方、「赤坂四川飯店」が元祖の味は「担々麺」。本場・四川省の担々麺は汁がない。日本人は汁気の中にあるものを食べるのが好きという発想から陳建民の妻が「スープがあったほうがいい」と提案して今の担々麺ができたという。さらに、エビチリも四川飯店が元祖。創業当時、豆板醤の辛さに慣れていなかったためケチャップを使ってアレンジした。
住所: 東京都港区元赤坂2-1-1