三笠宮妃百合子さまが101歳で逝去され、孫の彬子さまが喪主を務められた。百合子さまは18歳の時、昭和天皇の弟である三笠宮さまとご結婚。ほどなくして太平洋戦争が勃発した。ご夫妻は3男2女に恵まれ、古代オリエント史を研究する三笠宮さまのため、百合子さまは資料整理、スライド係などの助手を務められたり、海外調査にも同行された。また、日本赤十字社の名誉副総裁、母子愛育会の総裁なども務められた。一方、3人の令息に先立たれ、平成28年には三笠宮さまが100歳で逝去された。晩年は孫、ひ孫に囲まれながら穏やかな日を過ごされたという。11月26日、本葬にあたる「斂葬の儀」が行われ、秋篠宮ご夫妻、愛子さまをはじめ、約500人が参列。一般の拝礼には900人あまりが訪れた。火葬された御遺骨は三笠宮さまと同じ墓に納骨され、愛用していた食器に洋服、お子様たちの乳歯、家族写真がおさめられた。皇室の慣例で、葬儀に参列しなかった両陛下は翌日に墓所を参拝された。