大手炭素製品メーカー「日本カーボン」で働き、4年前に自殺した男性の両親がきょう訴えを起こし代理人の弁護士が会見を開いた。それによると、男性は毎月レポートを提出していたが、上司に”訳分からん”などと言われ具体的な指示もなく何度も書き直しを命じられたとしている。入社2年目に配置転換がなされ上司が替わるも、席は元上司の向かいになり2か月後に亡くなった。両親は、自殺したのは厳しい指導が原因で会社と元上司に責任があると主張し、9000万円余の賠償を求めている。日本カーボンは、事実確認を行ってきたが上司がパワハラをした事実は確認されなかった、ご遺族の考えは弊社の考えと異なる。訴えが提起された場合には真摯に対応するとしている。