メルカリはきょう、詐欺などの被害を受けた利用者に購入代金の全額を補償すると発表。起動しないパソコン、座席に設置できないチャイルドシート、実際に利用者感でトラブルがあった商品。近年、フリマサービスでのトラブルは多様化。去年11月には購入者から別の商品が返送されるすり替え詐欺が問題に。こうした中、メルカリ・迫俊亮執行役員が発表したのが「全額 補償サポートプログラム」。被害を受けた利用者への全額補償を7月から開始予定。去年設置された商品回収センターではトラブルがあった商品を回収している。メルカリ側がすり替えや模倣品など第三者として問題の調査や補償の判断をするという。被害者救済策に加え、新たに強化するのが不正利用者の徹底排除。そこで導入するのがAI。AIを使って出品状況や取り引きの評価などを分析し、個人の不正リスクをスコア化。そして、不正利用者のアカウント制限を行う。さらに偽ブランド品の撲滅を目指す「鑑定センター」を9月に設置し、不正利用者の排除を徹底する方針。