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「逢坂山隧道竣工記念小箱」 のテレビ露出情報

山口県の萩博物館。個人が経営していた生物標本の博物館がルーツであり、歴史のほか萩の自然についても学べる。注目は、およそ20万点の品々がある収蔵庫。「蒸気車模型 興丸号」は、長州藩の科学者が長崎で購入し藩主に献上したもの。幕末の蒸気車模型は世界に4台だけ。燃料を入れる部品もあり、実際に走らせることも可能だったと考えられている。
山口県の萩博物館に収蔵されている品々を紹介。「長州藩英国密航留学生写真」は、日本の近代化を先導した「長州ファイブ」の写真の実物。当時海外旅行が禁じられていたが、5人は命懸けで渡英。西洋の海軍技術を学び西洋を打ち払おうと考えていたが、ロンドンの先進的な町並みを見て攘夷を諦めたんだそう。後に英国が長州を攻撃しようと計画していることを知り、戦争を止めようと長州出身の2人が帰国。その際に温かく迎えてくれた船問屋に贈ったとされる土産物も所蔵。長州は1日で征服されたが、以降は藩が英国に急接近するようになり、2人も存在感を増していく。
山口県の萩博物館に収蔵されている品々を紹介。「長州藩英国密航留学生写真」は、日本の近代化を先導した「長州ファイブ」の写真の実物。帰国した5人はそれぞれ日本の近代化に貢献。「山尾庸三所用鋸・鉋」は、山尾庸三が留学中に使っていたとされるノキギリとカンナ。留学中は英国の造船業で勤務しており、その際に譲り受けたものとされる。「日本に工業を興す」という思いから。帰国後、山尾は工業を体系的に学べる学校「工部大学校(後の東京大学工学部)」を作る。工学部の大学が出来たのは英国よりも先。
山口県の萩博物館に収蔵されている品々を紹介。今年寄贈された「逢坂山隧道竣工記念小箱」は、京都~大津間にあった鉄道用トンネルにまつわる品。外国人技師に頼らず日本人だけで工事された初めての山岳トンネルで、その完成を記念して作られたのがこの小箱。工事を担ったのは井上勝。英国への留学中、日本にも鉄道が必要になると考え技術を学んだ。日本初の鉄道開通にも尽力。箱の中には、留学中に下宿させてもらっていた恩師のアレキサンダー・ウィリアムソン教授に贈ったとされる手紙も。教授の子孫に受け継がれ、今年寄贈された。

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