三菱UFJ信託銀行ニューヨーク・横田裕矢さんのドル円予想レンジは150.40円~151.50円。注目ポイントは「アメリカの不確実性によるドルへの影響」。米国時間の物価関連指標をうけた変動やトランプ政権の関税政策ヘッドラインに注意しながらも150円台で底堅い推移を予想しているとのこと。3月FOMCの結果について説明し、「パウエルFRB議長は関税によるインフレ率の引き上げ効果は一過性としているがトランプ政権の関税政策の行方は米国の金融政策に大きな影響を与えることが予想され不確実性が残る環境は続きそう、足元の景況感は年明け以降如実に悪化している、雇用などハードデータに波及するかどうかが今後数カ月間の注目点、米国の実体経済の悪化はトランプ政権の支持率低下に繋がりかねず、関税政策の緩和、撤回、金融政策では利下げ期待の前進に繋がると思われ、インフレ懸念と不確実性の後退、利下げに向けた動き出しはドル安要因とみている」などと話した。また今後のドル円相場については、トランプ政権の制作によるセンチメントの悪化に加え、世界経済の悪化、それによるFRBの利下げに左右される、金利要因でドル安が進む可能性がありドル円は夏から秋にかけて140円方向に向け下落していく展開を想定しているとのこと。