先週金曜日の日経平均株価は堅調に推移し、終値は前日比263円増の3万7053円。18日−19日、米国で連邦公開市場委員(FOMC)、日本では日銀の金融政策決定会合と、日米で市場関係者が注目するイベントがある。ともに政策金利の据え置きが予想されているが、米国で年に4回公表される政策金利の見通しを図で示したドットチャートに警戒が必要。マネックス証券・広木隆氏は「パウエル議長がドットチャートの変更に既に言及している。利下げの回数が減るというような示唆になるかと。一方で利下げがさらに遠のいてしまうと米ハイテク株が不安定化する可能性がある。日本株にとって「米国株安」という”悪材料”と「円安」という”好材料”が拮抗する展開になり、どちらに強く反応するか分からないが、いずれにせよ非常に重要なイベントになる」と指摘した。