FRBは今月17日から金融政策を決める会合を開いていて、日本時間の明日午前3時に金融政策を発表。いよいよ利下げに踏み切るとみられている。今回利下げをすると4年半ぶりとなる。外食産業では割安メニューを提供する動きが広がり、その背景にあるのが長く続いてきたインフレによる消費者の節約志向。仕事を探す人も厳しい現実に直面している。3週間前にようやく仕事が決まったトラック運転手の男性は「景気は悪くなっていると感じる」などと話した。また住宅価格の中央値は、2019年初めには約31万ドルだったが、足元では約41万ドルまで上昇している。30年固定の住宅ローン金利は、去年10月には7%台後半まで上昇した。こうした中、カリフォルニア州に誕生した賃貸目的の戸建て住宅「Build to Rent」は、住宅の購入費用はローン負担などを抑えられるとあって人気になっている。一方、バージニア州に本社を置く住宅メーカーは、使う木材の量を減らして販売価格を安価にした新ブランドを立ち上げた。利下げによって住宅ローン金利が低下すれば、こうした手頃な住宅の販売に追い風になると期待を寄せている。