米FRBは政策金利を3回連続で4.25~4.5%に据え置いている。会合後の記者会見でパウエル議長はトランプ政権の関税措置によりインフレ率や失業率が高まるのは確実だが、経済は底堅く成長していると説明している。貿易赤字を除けば堅調としているが、3月よりも経済見通しの不確実性は大きくなっているとしている。物価上昇率が高くなると利上げし、失業率が高いときは利下げが求められるものの、2つが同じ方向に動くのであれば利下げに動く必要はないとの見方であり、難しい決定だと話す。米中貿易交渉が始まるというニュースに株価は乱高下したが値上げで終わっている。市場では政策金利は7月に引き下げられると見られているが、パウエル議長は具体的な言及をしていない。