樽谷さんは現在実家のある兵庫県にいるが2012年に作画の仕事が舞い込んできた。おもちゃの販売促進のための漫画だった。しかしその後おもちゃの販売不振で1年で漫画は打ち切り。今はWEB向けの漫画を描いている。夢はまだ敗れていない。漫画トーナメントに向けて描きすすめる中村さんは、最後の8人にまで残っていた。中村さんはここまでの作業で議論になったキャラの顔を何度も変えていた。この日中村さんに連絡が入り、部屋に入るとそこにいたのは担当編集者の武者さん。アニメーションの企画制作を行う会社が、アニメ用のオリジナル漫画を新人の漫画家と作りたいという。それに中村さんが選ばれた。連載と読み切り50本を70人の作家と目指す。推薦してくれたのは担当編集者の武者さんだった。