鋭い観察眼で時代を描き続けた強者もいた。風刺漫画家・山藤章二、享年87歳。「週刊誌を後ろから開かせる男」、そう呼ばれた人が今年9月30日老衰のため、この世を去った。「週刊朝日」の最終ページを飾る名物企画として45年にわたり連載された「ブラック・アングル」だが、初めは掲載場所が違っていたと編集者の村井重俊氏は言う。何と、当初は表紙を飾っていたという山藤の絵。しかしその毒のある画風がもっと生きる場所があるはずという編集長の意向から。
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