関西対決となった日本シリーズ。きのう最終戦となる第7戦が行われた。オリックスの先発は第2戦で阪神打線を封じ込めた宮城。対する阪神は開幕投手の青柳が日本シリーズ初先発。勝ったチームが日本一。試合は初回から緊迫した展開に。試合が動いたのは4回。ノイジーの3ランホームランで阪神が先制。さらに5回、再びトラが牙を剥く。1アウト1・2塁のチャンスでバッターは中野。際どいタイミングだったがアウトを宣告。ゲッツーでチェンジかと思いきや岡田監督がリクエストを要求すると判定が覆り、2アウト1・3塁で試合が再開。森下のタイムリー2ベースで4-0とリードを広げる。そしてむかえた最終回。守護神・岩崎が1点を失うも阪神がオリックスとの関西対決を制し1985年以来となる2度目の日本一を掴み取った。オリックス1-7阪神。一方、大阪の中心・道頓堀周辺では盛り上がるファンを前に約1300人の警察官が目を光らせていた。38年ぶりの日本一となった阪神タイガース。率いるのは岡田彰布監督だ。岡田監督は1979年のドラフトで1位指名され阪神に入団。1980年に新人王を獲得し、長年阪神の中心選手として活躍した。1985年、バース・岡田・掛布のバックスクリーン3連発はいまでも阪神ファンの語りぐさになっている。そんな岡田監督について行きつけの飲食店の元阪神タイガース投手・中谷賢平さんは「飲むのはビールから芋焼酎。あとはアテ食べる。岡田監督はざっくばらんやからみんな「おつかれさーん」っていう。」などと話した。就任からわずか1年で阪神を38年ぶりの日本一に導いた岡田監督の人心掌握術とは。