静岡県浜松市の「自笑亭」で年間8万個ほど売れるという大ヒット商品、ご飯でできた器にたっぷりおかずを詰め込んだユニークな「おに弁」。一体何が切っかけで生まれたのか。「おに弁」が誕生した4年ほど前は米離れが年々進み、消費量がピークだった1962年の約半分に。一般的なおにぎりだと1個あたり米100グラム程度を使うところをお米を容器代わりに固めて使う「おに弁」の場合、1個あたり米150グラムと一般的なおにぎりより多くのお米が使えるという。というわけで「おに弁」が生まれたきっかけは「米をたくさん食べられる商品を作りたかったから」だった。ではどうやって作っているのか。「おに弁」の命とも言えるお米で作られた容器は親会社である「遠州米穀」の工場で作られている。手で持ったときに崩れないようにお米の粘り気を精密に計算した特注品。こうして出来上がったご飯が毎朝「自笑亭」の工場に運ばれる。そして届いたご飯に具材を詰めていくが、その作業は全て手作業。そのため1日に作れる「おに弁」は多くても400個ほど。SNSでバズったユニークな見た目に加え、片手で食べられる手軽さ、お値打価格でボリューミーなおかずなど様々な要素が加わり、今では1日400個が完売するまでに。今回はおかずクラブの2人が新商品を開発し、社長などの許可が下りれば商品として販売するという。約50種類の惣菜から好きなものを選んで詰めていく。それぞれが思い思いの「おに弁」を作ること15分。ゆいPさんは赤ウインナーや地元グルメ・浜松餃子など子どもが大好きなものを詰め込んだワンパクなおに弁。オカリナさんはゆかりご飯の上にフキ・ゆで卵などを乗せ菜の花畑風にした弁当。社長はゆいPの「浜松の運動会」弁当からいただくと「中の味がしっかりしている。見た目と味、両方ともキレイにできています。600円、決定です」と評価。次にオカリナさんの「春の菜の花弁当」を営業部長・柏さんがいただくと「思っていたより全然美味しい」などと感想を言った。結果、2つとも「採用見送り」となった。社長は「ちょっとだけアレンジさせてもらいながら前向きに」とコメントした。
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