室田精一がなぜあんなにちよを求めているかについて、宮本さんは「なにもなくなってどうして良いかわからない時にあの里に来てちよに会って、繭の中にいるように精一が欲してたんじゃないか」などと話した。リハーサルもやったが、本番を撮って「もう二度と出来ない」と思わず言ってしまったという。このドラマは、ちよが住む家にもこだわりがあるという。美術担当の方は「宮本さんの提案で 遠野で伝統的な保存食・干し餅を用意。暗い印象の曲家の室内に白く浮かぶ干し餅は、老いて独り身になっても力強く生きるちよのたくましさを表現することに繋がった」などとコメント。宮本さんは、撮影前に必ずセットを見たいという。見事にちよの世界を作ってもらい声を上げたという。撮影をやっていると突然何かが足りないと思いつくという。