先月オープンしたのは終活スナック・めめんともり。「カラオケないけどカンオケあります」がキャッチフレーズの終活スナック。めめんともり・村田店主は「こういう場所って必要だよねって共感してくれる人が想像以上にいて安心しました」。午後7時に開店。訪れていたのは若い人。最期から逆算して今どうしておくべきかを考えていた。リアルなエピソードを共有。いつ訪れるか予想できない死だからこそ今を生きることの大切さを再認識したよう。入棺体験のワークショップもある。自分への弔辞を書く。入棺の間、弔辞が読まれ、他の参加者は別れを偲び言葉をかける。心境の変化は?体験者の話。「自分の価値観や人生の豊かさみたいなことについて考えるきっかけになった」。20代の時に母親を亡くした店主は自身の経験から死について自分事として考え始めたという。スナックを通して伝えたいことは?村田店主は「生きることについて考えること。感謝の気持ちが生まれてきたり1日1日がキラキラしてきたり人生を豊かにする営み」。