イラン情勢を受け日本でガソリン価格が高騰する中、政府は単独で初めて石油の国家備蓄をあすから順次放出すると明らかにした。沖縄・那覇市のガソリンスタンドではレギュラーガソリンが206円/Lになっていた。先週から開始した石油の民間備蓄の放出に続き放出されることになった国家備蓄の石油。サウジアラビアやクウェートなど、産油国の石油会社が日本国内のタンクに備蓄している産油国共同備蓄についても5日分を放出すると発表した。政府は補助金による激変緩和措置と合わせ来週にはレギュラーガソリンの全国平均価格を170円台/Lにしたい考え。先週金曜日時点の石油の推定備蓄量は国家備蓄が146日分、民間備蓄が89日分、産油国共同備蓄が6日分と、合わせて241日分。日本の原油輸入は現在、94%がホルムズ海峡を経由している。もし輸入が完全に止まれば約8カ月で底をつくことになる。赤沢経産大臣は「代替ルートからの調達を拡大する動きも進めている」などと述べた。新たな原油の輸入先の候補について石油連盟・木藤会長は「特に北米が1つのターゲットになる。中南米・エクアドル・メキシコとかコロンビア・メキシコが可能性としてはある」と話した。政府関係者によると、ブラジルやカザフスタンも候補として検討されているという。しかし、立ちはだかるのが物理的な距離。
