昨日から那須でご静養中の天皇陛下。宮内庁の黒田長官は今日、記者から明日皇室典範改正案が成立した場合陛下に伝えるのかと問われると、今ご静養に行かれていますのでどのような形でお答えするか決めていないと回答した。参議院の皇室典範特別委員会では最後の質疑が行われた。立憲民主党は旧11宮家の男系男子の養子縁組の規定を削除するなどとした修正案を参院特別委員会に提出した。前日の質疑では改正案が成立したその先の疑問についても触れていた。まず養子をどう選ぶのか。養子は皇位継承権を持たないが養子の子には継承権がある。恣意的にならないかとの問いに木原官房長官は、具体的な手続きは宮内庁とした。黒田宮内庁長官は、養子縁組には決められたプロセスがあるわけではない、宮内庁として具体的にどのように取り組むかは今後検討ということになるとしている。また宮内庁として旧宮家の誰が養子に該当するかはまだ承知していないと話した。改正案では女性皇族が結婚後も皇室に残るとされているが、その夫や子どもは皇族にはならない。家庭内で立場の差が発生することに対して木原官房長官は、イギリス王室ではアン王女は王族だが家族は王族ではない、それによって何か問題が生じているわけではないと伺っていると述べた。家族が女性皇族の公務に同行できるかについては、配偶者等についても公費から旅費を支給するとした。また結婚後どこに住むのかについては、皇室用地(御用地)に居住できるとしている。女性天皇はダメなのかとの質問。1995年、愛子さまが生まれる前のまだ男性皇族が多い時期にもそうした議論があった。皇位継承の問題については今回の改正案では先送りになっている。皇室典範改正案は明日の参院本会議で採決される予定。
住所: 栃木県那須郡那須町大字湯本207-1
