栃木県那須町で夫婦が遺体で見つかった事件。新たに指示役とみられる容疑者が遺体を損壊した疑いで逮捕された。きっかけは、すでに逮捕されている容疑者の供述だった。遺体の処理を指示してきた人物と、事件当日に居酒屋で会ったと供述していて、防犯カメラの映像には、2人が居酒屋の店内で5分程度接触したあと、一緒に店を出る様子が写っていた。警視庁は、その人物を容疑者と特定し、指示役の疑いがあると判断した。各地の防犯カメラの映像をつなぎ合わせるリレー捜査で足取りを調べた結果、沖縄県内に潜伏していることを突き止め、おととい、全国に指名手配していた。そして捜査員を派遣して行方を捜査していたところ、那覇空港で見つけ、任意同行を求めたという。なぜ被害者夫婦が狙われたのか、警視庁は動機の解明とともに、まだ逮捕に至っていない実行役の捜査を進め、全容の解明を急ぐことにしている。