今回注目したのは東京北西部のはじっこ街である武蔵村山市。北は埼玉県所沢市、南は立川市と接している。駐車場付きの一軒家が多い街並みで一戸建ての家賃相場は8.7万円だといい、都内で家賃相場が安いランキング1位だという。一方、都内の住みやすさランキングでは最下位。武蔵村山市は直売所が55か所もある地産地消の街。丘陵地では東京狭山みかんの生産がさかん。武蔵村山は東京都で唯一鉄道の駅がない市。電車のかわりに路線バスは充実し4路線が生活を支えている。買い物が大変な高齢者のために商店会が自宅との送迎サービスを行っている。2030年代には多摩モノレールの延伸計画がある。しかし、計画はまだ決定ではないという。武蔵村山には過去に何度も鉄道の計画があがるも鉄道会社の倒産や不況などで立ち消えとなっていたという。今回は東京都の都市計画にも入っている。市の職員はモノレールが延伸することにより、いいところだと思って住んでいただけるのではないかなどと期待感を示した。