ビール大手4社はきょうまでに、ことし6月までの半年間のグループ全体の決算を発表した。それによると、各社とも去年の酒税の改正で税率が引き下げられたビールの販売が好調だったことなどから、いずれも売り上げを伸ばした。このうち、サントリーホールディングスの売り上げは1兆6491億円、アサヒグループホールディングスは1兆3789億円となり、いずれもこの時期としては過去最高となった。両社では、ウイスキーやチューハイといったビール以外の飲料の販売が好調だったことも売り上げの増加の理由に挙げている。また、キリンホールディングスも売り上げが1兆958億円となり、新しい会計基準に移行した2017年以降、この時期としては過去最高となった。このほか、サッポロホールディングスの売り上げは2476億円となり、去年の同じ時期に赤字だった最終的な損益は黒字に転換した。