安楽宙斗は県立高校の2年性で、帰宅後は着替えて練習場を訪れて練習をした。小学2年からクライミングを始めて、そこからずっと通っているという。1日の練習で壁を登るのは3時間以上になるという。安楽宙斗がオリンピック出場を目指して取り組んでいるのが、ボルダーとリードの2つの種目。安楽宙斗はリーチが長いという特徴があり、持久力が求められるリードに向いているという。安楽宙斗は課題を解決するための練習を行なっており、メダリストの野口啓代は安楽宙斗の強さについて「課題を読み解く力」と分析している。
安楽宙斗が競技を始めたのは小学2年生の頃。地元にクライミングジムがオープンしたのがきっかけだという。どんどん上達するのが楽しくて学校でも練習するようになったという。8月になってパリオリンピックの代表内定を目指して出場した世界選手権では、オリンピック出場まであと一歩の4位で終わった。安楽宙斗は次にアジア予選を目指した。
安楽宙斗はこの日、都内のクライミングジムを訪ねた。そこでクライミングのコーチの田中星司さんに会って、前の大会の失敗に向き合うことにした。安楽宙斗は登りこみを行い、持久力の底上げをしていった。また父のすすめで去年から筋力トレーニングもしていると伝えた。
アジア予選開幕の1週間前。安楽宙斗は急遽新しいメニューに挑戦するという。安楽宙斗は大会を目前にした焦りから気持ちが乱れていたという。大会4日前には地元でのクライミングのイベントに安楽宙斗は出演しクライミングを披露した。
アジア予選開幕の日を迎えた。11月に行われた決勝に安楽宙斗は出場し、前半を終えて安楽宙斗はトップに立った。後半のリードでもただ一人課題を攻略し、優勝することができた。安楽宙斗はこれでパリオリンピックを決めることができた。安楽宙斗は最後に「世界最強になれるよう頑張ります」と語った。