野村グループ・藤井摩耶さんに話を聞く。藤井さんは「年初来、ぶっちぎりで強かった長期モメンタムファクターに陰りが見えている。モメンタムは勝ち組銘柄が好調を維持し負け組銘柄が低調となる傾向。過去の勝ち組銘柄をロングにし負け組をショートにする戦略が年初来のベストパフォーマー。これが今月5日から調整しはじめている。AIテーマは残る一方、それ以外の物色を考え始めなければならないとの声も出ている。長期モメンタムファクターが過去5年間の最高値かつ過去1週間の値動きが4.3%以下という条件で26サンプルがとれた、中央値をとると1ヶ月後は-2.9%、1年後は-5.9%下落。これまでの勝ち組銘柄の利益確定や物色変更が進む。シクリカル、バリュー、高配当などディフェンシブにローテが進むとみている」などと述べた。