今の国会の最重要事項と位置づけられた皇室典範改正案が衆議院を通過した。ただ採決に先駆け、中道の一部の議員は氏名票を立て退席。中道改革連合の野田佳彦前共同代表も渋々賛成に回ったと明かした。立法府の総意としてまとまった改正案に噴出する異論。もともと与野党の全体会議で決まった案では、皇位継承には踏み込んでいなかった。しかし政府案では、養子に男の子が生まれた場合、皇位継承権を持つことが盛り込まれていた。中道改革連合の中野洋昌衆院議員は、立法府の総意を今回の改正案がはみ出ているのではないかと問うと、木原稔官房長官は「養子の子孫については指摘のように取りまとめに記述がないことから現行の皇室典範に基づいて判断することになる」「皇位継承資格を有する」などと答弁した。また、皇位継承について将来の議論を縛るものではないと説明した。ただ、名古屋大学の河西秀哉教授は、法律を変える余地はあると今のところはなっているけど「女性天皇・女系天皇にしたい」という声が出たとしても「いやもう2026年でやりました」と言える、だからほとんどその余地はないと思うなどと指摘していた。一方、自民党の小林鷹之政調会長は、衆議院で可決できたということは非常に大きな意義があったのではないか、などと語っていた。
