富士市の「ふじ・紙のアートミュージアム」では現在、植物由来で次世代の素材として注目されるCNF(セルロースナノファイバー)が使われた強度の高い白い紙で作った立方体と、11通りの立方体の展開図など、空間を活かした「インスタレーション」と呼ばれる手法の作品が展示されている。きのうはこの作品の制作に関わった館長で彫刻家の漆畑勇司さんと、地元の製紙会社の担当者のほか、富士市の金指祐樹市長を交え、紙についての座談会が開かれた。製紙会社の担当者は「環境への負荷が少ないことから地元の会社にも使ってもらえるよう提案している」と話していた。また金指市長は「この紙で作られた名札が市長室に置かれている」とした上で「軽くて硬く名札そのものがアートだ」と話していた。漆畑館長は「子どもたちが地元を大切に思う心を育てるには富士市の産業である紙に触れ合える環境作りが大切だ」と語った。
