兼六園では水が絶えず流れている。石管という水道管が通っていて、掘り起こされたものは直径18センチの穴がくり抜かれている。江戸時代に兼六園から隣にある金沢城二の丸へ水を上げていた。伏せ越しという技術を用いて高低差と水圧を利用した当時としては画期的なものだった。別名紅葉山と呼ばれる山崎山は、鬱蒼とした木々や苔むした山肌は、六勝の中の蒼古。秋には紅葉が鮮やかに色づく。山崎山の麓の穴から水が勢いよく流れ出ているが、そこには金沢市内を流れる犀川の水。東におよそ11キロにある犀川の上流の地点から水を取り込んでいる。辰巳用水は今も現役。園内に運ばれた水は砂を落として上水のきれいな水が庭を潤す。この水こそが兼六園という何より六勝という6つの景色を兼ねそなえるという奇跡を生んだ。
住所: 石川県金沢市丸の内1-1
