福山城博物館に所蔵されている「金箔押鯰尾形変わり兜」を紹介。甲冑師の笠井洋介氏によると、頭部を守る部分は鉄製だが、装飾は和紙や革などを漆で塗り固めたものが多く、軽量化を図っていた。異彩を放つ装飾がついた兜は兵士が入り乱れる戦場でも目立ったはずで、円滑な指揮統制につながったと考えられる。また、佐竹義宣が着用した兜は毛虫をモチーフにしていて、不退転の決意が込められているなど、武士たちの思考、考え方が変わり兜から読み取れるという。
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