ガストなどを展開するすかいらーくホールディングスのことし6月までの半年間の決算は、去年の同じ時期に比べて売り上げが12.7%増えて1914億円、最終利益はおよそ11倍の62億円となった。メニューの見直しに伴う客数の増加や値上げによって既存店の売り上げが伸びたことなどが要因だとしている。金谷実社長は、“コロナの環境下では厳しいコスト管理をしなければならず、本部主導で政策を進めてきたが、方針を180度転換し店舗中心の経営に切り替えた”と述べ、こうした取り組みが業績の向上につながったとの認識を示した。一方、ロイヤルホストなどを展開するロイヤルホールディングスは、売り上げが去年の同じ時期と比べて12.5%増えて、726億円、最終利益は2倍の29億円となり、売り上げ、利益ともに、この時期としては過去最高となった。ファミリーレストランで高価格帯のメニューを強化するなどして、主力の外食事業の売り上げが伸びたことなどが要因だとしている。