インボイスとは、事業者間で取り引きした商品などの消費税の税率や税額などを記載した適格請求書のこと。仕入れにかかった税率や税額を厳格化し正確に差し引くための仕組み。レシート等に記載されているTから始まる13桁の番号がインボイス登録事業者が取得する番号。この番号によってハンコ業界に特需を生んでいる。制度導入まで一週間を切ったおととい、総理官邸前には約1000人が集まり、反対のオンライン署名が52万筆集まった。懸念されていたのはこれまで課税を免除されてきた売上1000万円以下の事業者。インボイスを発行するためには課税事業者になる必要がある。今後も免税事業者を選択することもできるが、この場合仕入れにかかる消費税を取引先が肩代わりすることになり負担増となるため、取引を打ち切られる可能性がある。政府は、免税事業者がインボイスに登録した場合、3年間の納税額軽減などの負担軽減措置を設けるとしている。