「ねとあらワールド」の王様が、ネットコンテンツを紹介する。札幌局制作のドキュメント「“病気なんかに奪われたくない”がんを患いながらがんを治療する医師」を紹介。北海道・網走市の病院に勤める鈴木夕子さんは地域に1人しかいない呼吸器内科の専門医。7年前に大腸がんが発覚してから卵巣、子宮、肺などに転移を繰り返し現在ステージ4と診断されながらも医師として仕事を続けている。夕子さんは「私がいないとここの呼吸器内科は成り立たないから。患者さんの先のことを思うと戻ってきちゃう。自分の治療に専念するっていう選択肢はもう消え去る」と話した。夕子さんの闘病生活を支えてきた歌がクレイジーケンバンドの「生きる。」という曲。流水ダイビングでインストラクターの英樹さんと知り合い結婚。大阪から移住して地域医療の現場へ。英樹さんは「この病気を克服してまたふたりで世界中の海を潜ったりお酒を飲んだりしたい」と話した。がんの手術をするため呼吸器内科は3週間ほど休診となった。入院生活が長引き病院に復帰したのは1ヶ月後。夕子さんは「戻ってきてって言ってもらえるところがあるのは私のモチベーションにもなる」などと話した。夕子さんは自分が励まされた歌を多くの人に聴いてほしいとクレイジーケンバンドのコンサートを自ら企画。550席のチケットは完売。夕子さんは「病気なんかに私の楽しみを奪われたくない。絶対に負けない、頑張りたい」などと話した。もう一度見たい方はこのコードから。