日産は経営立て直しのため、2027年度までにグループ全体で2万人を削減するとともに、過剰な生産体制を見直すため、世界で7工場を削減する方針を示した。イヴァン・エスピノーサ社長は、現時点でどの拠点が対象か詳細は言えない、ただこの中には日本国内も入っていると述べた。関係者によると、神奈川・横須賀の日産 追浜工場、子会社の日産車体 湘南工場も工場削減の計画案に含まれているという。いずれの工場も稼働率の低さが課題になっていた。地元商店街組合の代表理事の織田俊美さんは「景気良かった、浅草の仲見世とか鎌倉の小町通りとかあれくらい人が歩いてた、通勤時間帯になると」と話す。電気自動車やハイブリッド車を生産し、最新技術、ノウハウを海外に展開するためのマザー工場としての役割を担ってきた。青果店店主は、日産とともにこの商店街は成り立ってきた、今回の件、私どもみんな心配していると話していた。追浜工場は研究員・試験場を含めた従業員数が約3900人。横須賀市の上地克明市長は、報道内容が事実ならこの上なく残念だなどとコメントした。日産は「一部の工場の閉鎖に関する報道があったが憶測に基づくもとで当社から発表した情報ではない」とコメントしている。