先月18日の記録的な大雨で道路の冠水が相次いだ。冠水路走行テストでは水深60センチまで冠水した道路を走ると31メートル地点で車が停止した。エンジンに水が入り車が立ち往生する。そうした事故を防ぐために施工技術総合研究所が開発したのがエアー遮断器。エアー遮断器は冠水などの緊急時に水位センサーや遠隔操作により自動でバルーンが膨らみ道路を封鎖する。夜も視認性がいいため数百メートル先でもわかるという。また車が当たっても傷がつかず人命救助などで緊急車両が押して通行できる。鎌田のアンダーパスの一番深いところは約7メートルとなっている。台風15号では電光掲示板で通行止めを表示していたが2台の車が進入し水没した。静岡市は事故を受け去年エアー遮断器を設置した。県内には約80ヶ所のアンダーパスがあるがエアー遮断器設置は16ヶ所となっている。