長崎市・城山小学校、爆心地に最も近い学校。倒壊を免れた校舎の一部は平和祈念館として残されていて、長崎の子どもたちの多くが平和学習で訪れている。この場所でガイドをしている、被爆者の三田村静子さん。三田村さんには40年間続けていることがある、それは原爆の恐ろしさを紙芝居で伝えること。被爆者や遺族への取材を重ね、中間と一緒に制作した紙芝居は30作品以上にのぼる。初めて作ったのが、当時3歳の三田村さんが家族と食事中に被爆した自身の体験談。高齢化が進み”被爆者なき時代”が迫る中、原爆が投下された8月9日三田村さんと一緒に鐘を鳴らすのは小学5年生の細井奏志さん。三田村さんの被爆体験を引き継いで伝える、最年少語り部として今年デビューした。戦後80年若い世代に受け継がれる平和への思い、しかし”核の脅威”は再び迫りつつある。
住所: 長崎県長崎市城山町23-1
URL: http://www.nagasaki-city.ed.jp/shiroyama-e/
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