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「長嶺隆」 のテレビ露出情報

ブータンは貴重な鳥が多く暮らす野鳥の宝庫。九州ほどの広さの国土に700種以上の鳥が生息している。特に希少なのがシロハラサギ。保護活動を行うチームの巣の観察に同行した。シロハラサギは木のてっぺんに枝を材料に巣を作る。巣を見ると孵化したばかりのヒナがいた。オスとメスは協力して子育てを行う。観察を続けていると、親鳥はヒナに吐き戻したエサをあげていた。シロハラサギの獲物の95%が川魚。日本のサギは昆虫やザリガニなどを食べるがシロハラサギは川魚専門で川の周辺にしか住めない。保護チームが取り組んでいることはもう1つある。卵を取り、孵化させ人の手で育てるという。シロハラサギは卵を失うともう一度産卵し子育てする事がる。全て取ったほうが全体としてヒナが多く育つ可能性がある。現在ブータンには30羽足らずしか生息していない。この年、卵が産まれた巣は3つしかない。川周辺の開発で住処が奪われたことが原因と考えられている。シロハラサギ保全センターは2021年に開かれたばかり、ここでは野生個体の巣から卵やヒナを引き取って安全な環境で確実に育てようとしている。30羽くらいまで数が増えたら、少しずつ放ち自然の中で暮らすシロハラサギを増やしていく計画。3月下旬、ヒナの孵化時期に合わせ日本から応援がやって来た。白石利郎さんは数々の鳥の飼育、繁殖をさせてきた。高木嘉彦さんは鳥の治療のエキスパート。2023年、3羽のヒナを孵化させたが足が開いてしまうという原因不明の症状が現れ、全滅してしまった。そこで日本人のスペシャリスト7名でサポートするためのチームを結成。日本チームは専用の寝床を作り持ってきた。3日後、足の開きは抑えられているもののこんどは足の指が外向きに曲がる症状が現れた。足の指の正常な発達には枝を握ることが大切だということがわかった。サムテン・レキらは木の枝でお椀型の寝床を作った。テーピングでヒナの足の指の形を矯正しお椀型の寝床に移した。2日間、様子をみると足の指はまっすぐになっていた。しかしその日の夜、1羽のヒナが死んでしまった。

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