日銀は長期金利の変動幅の上限をこれまで0.5%程度としてきたがきのうの会合で金利操作をより柔軟に運用することを決定し市場の動向しだいで長期金利の上昇を事実上1%まで容認する方針を示した。日銀による発表直後の東京市場では円相場が一時1ドル=141円台まで値下がりしたがその後は138円台前半まで値上がりする荒い値動きとなった。28日のニューヨーク市場はアメリカの経済指標を受けアメリカ経済は堅調との見方が強まり円相場は1ドル=141円台前半まで値下がりした。日銀が金融緩和を続ければ円安が加速し物価が一段と上昇することも懸念されていた。今回の決定で円安の流れが変わるかどうかも注目される。