佐々木悠介記者が解説。これまで日銀は、政策金利を0.25%ずつ利上げしてきた。市場関係者の間では、今後も複数回の利上げが行なわれるのではないかという観測が出ている。こうした観測のもとになっているのが中立金利。日銀はゆくゆくは政策金利を中立金利の水準にしたいと考えていて、「特定は難しい」としながらも3月には1.1%~2.5%の間にあると推計を公表している。また、国債買い入れ減額停止には、債権市場が不安定になることを避けるねらいがある。長期金利の上昇は住宅ローンの固定金利や企業の長期借入金利に影響する。債券市場で日銀は最大の買い手であり、「買うのを減らす」姿勢を続ければ市場が不安定になる懸念があった。
